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【慶州・皇理団キル】行列の10ウォンパン。仏国寺の多宝塔が、伸びるチーズのおやつになるまで

焼きたての10ウォンパン。10ウォン硬貨そっくりの焼き目にチーズが包まれる 美食・飲料

ミッフィーストアを出て通りを歩いていると、一際長い行列の店がある。慶州名物・10ウォンパン(십원빵)の店だ。皇理団キルには同じ商品を掲げる店が4〜5軒はあり、それでも行列が絶えないのだから、人気のほどが知れる。

皇理団キルの通りに掲げられた10ウォン硬貨の看板。韓屋の軒先に十円パンの店が並ぶ
十ウォンパンの店の前にできた行列(慶州・皇理団キル)

多宝塔が、おやつになった

10ウォンパンは、韓国の10ウォン硬貨を模した焼き菓子。硬貨に刻まれているのは、昼間に仏国寺で見上げたあの多宝塔である。つまりこのおやつ、発祥の地・慶州では「世界遺産を見て、世界遺産を食べる」が一日で完結する。私たちは「금빵거래소(クムパン取引所)」という店で、焼きたてを買った。

「십원빵(十ウォンパン)本店」の黄色いコイン看板と注文窓口

1個300円ほど。甘いカスタード風味の生地を割ると、中から韓国らしい伸びるチーズが現れる。甘さと塩気のバランスがちょうど良く、歩き疲れた体にちょうどいい補給だ。チーズがびよんと伸びる瞬間は、なるほどインスタ映えするだろう。人気なわけだ。

焼きたての10ウォンパン。10ウォン硬貨そっくりの焼き目にチーズが包まれる

通りには、次の流行の気配

10ウォンパンの並びには、モノトーンのイラストが可愛い似顔絵屋もあって、こちらも人気の様子。この手の「その場で描いてもらう」遊びは、そのうち日本の原宿あたりにも上陸するのではないかと思う。慶州の若い通りは、流行の実験室でもあった。

モノトーンのイラストが可愛い似顔絵屋「도토리 caricature」の外観

この日のメモ

  • 10ウォンパン(십원빵)は慶州・皇理団キル発祥の名物おやつ。10ウォン硬貨(デザインは仏国寺の多宝塔)を模した焼き菓子で、中には伸びるモッツァレラチーズ
  • 買ったのは「금빵거래소(クムパン取引所)」。通りには4〜5店舗の10ウォンパン店があり、どこも行列
  • 1個300円ほど(訪問時点)。甘いカスタード風の生地×塩気のあるチーズのバランスが良い
  • チーズが伸びる瞬間が撮れる「映え」おやつ。人気の似顔絵屋と合わせて、通り歩きの定番コース

釜山・慶州の旅はまだ続く。次回もお楽しみに。

※2026年8月訪問。価格・営業情報は訪問時点のものです。

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