この日は屋根の下の席に通された。あとから考えると、それがいちばんありがたかった。

三十二階まで、一気に上がる
入ったのは Yao Rooftop Bar。バンコク・マリオット・ホテル・ザ・スラウォンセの三十二階にある。エレベーターで一気に上がる。
着いたのは午後六時十分。まだ空に明るさが残っている時間だった。

広東料理を出すルーフトップ
店内はバーカウンターに市松模様の床、大理石の丸テーブル。ルーフトップバーというと飲むだけの場所を想像するが、ここは広東料理と点心を出す。

青い椅子に、真鍮のランプ。席から窓の外が見える。

六時四十分に来たのは、黒い器に盛られた細い麺だった。上にオレンジ色の魚卵がのっている。
日本のどの夜景とも、肩を並べる

七時を過ぎると、外が本番になる。ビルの灯りが下に広がり、その向こうにチャオプラヤー川がある。三百六十度、遮るものがない。
日本のどの夜景と比べても、これは肩を並べると思った。
そして、こうも思った。日本でこれだけ高いところに、これだけ開けた席をつくる例は多くない。地震のことを考えるからだ。バンコクにルーフトップバーがこれほど多いのは、そのあたりの事情の違いもあるのだろう。ないものねだりに近いが、うらやましくはあった。

屋根の下の席で、助かった
もうひとつ、実際に行って分かったことがある。バンコクはスコールのような雨が急に降る。ルーフトップバーで完全に外の席を取ってしまうと、降られたときに逃げ場がない。
この日は屋根の下のテーブルだった。おかげで落ち着いて座っていられた。眺めの良さだけで席を選ばないほうがいい、というのが実感だ。
この日のメモ
- Yao Rooftop Bar はバンコク・マリオット・ホテル・ザ・スラウォンセの三十二階
- バンコク市街とチャオプラヤー川の三百六十度の眺望
- 広東料理・点心を出す。飲むだけの店ではない
- 営業は夕方五時から深夜二時(訪問時点)
- スコールが降ることがあるため、屋根のある席かどうかを確認しておくと安心
- この日は午後六時十分に入り、八時前まで滞在した
- メニュー・営業時間は変わることがあるので、公式情報で確認を
同じ日の昼はアイコンサイアムでパッタイ、午後はホテルの屋外プールで過ごしました。
※2025年8月訪問。営業情報は訪問時点のものです。
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