仙台で牛たんを頼むと、まず間違いなく同じ三点が一緒に出てきます。麦飯、テールスープ、みそ南蛮。
これは店の気まぐれな付け合わせではありません。三つとも理由があって、その理由を知ってから食べると、同じ皿がまったく違って見えます。
東京から、はやぶさで

東京から仙台までは東北新幹線で、速達のはやぶさなら最速で約1時間30分。名古屋へ行くのとそう変わらない距離感です。
この短さが、仙台という街の性格を決めている気がします。泊まらずに往復もできてしまうので、「牛たんを食べに行く」だけの日帰りが成立する。
牛たん定食は、三点セットで一つの設計

実際に出てきたのがこれです。炭火で焼いた厚切りの牛たん、丼で来る麦飯、白髪ねぎの浮いたテールスープ、小皿のみそ南蛮と浅漬け。
この形を作ったのは、仙台で牛たん焼きを始めた佐野啓四郎。店「太助」でメニューに載せたのが1948年ごろとされています。三点にはそれぞれ役割があります。
- 麦飯:食糧難の時代に、安く腹を満たしてもらうために選ばれた。結果として、麦の香ばしさが炭火の煙と合うことが分かった
- テールスープ:舌を焼くなら、尾はスープにする。牛を無駄にしないという発想から生まれた。澄んだ出汁が、脂を流して口を戻す
- みそ南蛮:青唐辛子を味噌に漬けたもの。辛さで味をいったん切って、次の一切れをまた新しくする
つまり、脂の乗った厚切りを最後まで飽きずに食べ切るための構成です。牛たんだけを単品で頼むと、この設計から外れてしまう。定食で頼むのが正解、という話にはちゃんと根拠があります。
写真のとおり、一皿の量は多くありません。数人でつまみをシェアしながら、それぞれが定食を取る形が現実的でした。
仙台城跡の伊達政宗騎馬像

街を見下ろす高台に、伊達政宗の騎馬像が立っています。像の向きは市街のほうで、政宗と同じ方向を見ることができるのがこの場所の趣向です。晴れていれば、仙台の市街地の先に太平洋まで見えます。
- アクセス:仙台駅西口バスプール16番のりばから、観光シティループバス「るーぷる仙台」で「仙台城跡」下車すぐ。バス停から本丸へは階段があります
- 入場:城跡は無料。青葉城資料展示館は大人770円、中高生550円、小学生330円
- ライトアップ:日没から23時まで、石垣と騎馬像が照らされる
像そのものは数分で見終わりますが、高台からの眺めのほうに時間を使う場所です。日が落ちてから上がると、街の灯りと石垣が同時に見られます。
まとめ
- 東京から仙台ははやぶさで最速約1時間30分。日帰りが成立する距離
- 牛たんは単品ではなく定食で。麦飯・テールスープ・みそ南蛮の三点に理由がある
- 発祥は佐野啓四郎。1948年ごろにメニュー化された
- 一人前の量は控えめ。つまみをシェアしつつ各自定食、が現実的
- 仙台城跡は無料。るーぷる仙台の16番のりばから。日没〜23時はライトアップ
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