これも同じ日の記録ではない。横浜で過ごした、予定を決めない休日をいくつかまとめた。
山手の坂を上がって、UNDER BLUFF COFFEE
朝のうちに、山手の丘にあるコーヒー屋へ行った。街なかの喧騒とは切り離された場所だった。

上野町の、坂の上
UNDER BLUFF COFFEE は、横浜市中区の上野町にある。山手の一帯で、坂を上がった住宅地のなかだ。
観光で人が集まる元町や中華街から歩いて行ける距離だが、この辺りまで来ると人の数が急に減る。同じ横浜でも、海側と丘の上ではまったく違う時間が流れている。

窓に向かって座る
店内は窓に向かってカウンター席が並んでいる。外を見ながら座る形になるので、向かい合って話すというより、それぞれが静かに過ごす配置だ。
朝の時間帯は、この静けさが効く。開店直後の店には、その日まだ何も起きていない感じがある。

パンの店の、姉妹店
ここは、横浜で人気のブラフベーカリーの姉妹店にあたる。だからパンがいい。コーヒーだけの店ではなく、焼いたものを食べに行く店として成立している。
この日は甘いものとアイスコーヒーにした。
朝に行く価値のある場所
カフェは昼や夕方に行くことが多い。ただ、朝に行ってこそ良さが出る店というのが確かにあって、ここはそれだった。
丘の上まで坂を上がるという手間が、そのまま切り替えになる。歩いて息が上がったあとに座ると、コーヒーの一口目が違う。
この日のメモ
- UNDER BLUFF COFFEE。横浜市中区上野町、山手エリア
- 人気ベーカリー「ブラフベーカリー」の姉妹店
- 窓に向かったカウンター席がある
- 朝の時間帯に訪れるのがよい。観光地の混雑からは離れている
- 営業時間・メニューは変わることがあるので、来店前に確認を
※訪問時点の情報です。営業情報は変わることがあります。
横浜美術館を歩いて、そのまま食事へ
美術館を歩いたあと、同じみなとみらいで食事をした。一日をアートと食で通すという組み方は、この街だと成立しやすい。

みなとみらいの美術館へ
横浜美術館はみなとみらい二十一地区にある。前に広い広場があって、そこから建物の正面が見える。
展示を見て歩くという行為は、体力を使う。座る場所を探しながら進むことになるし、集中していると時間の感覚もなくなる。出てきたときには、思っていたより時間が経っている。

見終わったあとの、食事の時間
美術館を出て、食事に向かった。
展示のあとの食事には、独特の役割がある。見たものについて話す時間になるからだ。うまく言葉にならないまま、あれはどうだった、と言い合う。そのやりとり自体が、展示の続きのようなものになる。
入ったのはDel Marだった。みなとみらいのスペイン料理店で、別の日にも来ている。
同じ店に、何度か行くということ
旅先の店は一度きりになりやすい。その点、近所の店は何度でも行ける。
二回目、三回目になると、注文の仕方が変わってくる。前に食べたものを覚えているので、今日は違うものを、という選び方ができる。店との付き合いが積み重なっていく感覚は、遠くの名店では味わえないものだ。
横浜に住んでいるから、こういう一日が組める。美術館に行って、そのまま歩いて食事に行って、その日のうちに帰る。旅行ではないが、確かにどこかへ行った日にはなる。
この日のメモ
- 横浜美術館はみなとみらい21地区にある
- 食事はみなとみらいのスペイン料理店 Del Mar
- 美術館と食事を一日で組むと、移動がほとんど要らない
- 展示・営業時間は変わることがあるので、来館前に確認を
別の日に同じ店で食べたタコについてはDel Marのタコが、驚くほど柔らかかったに書きました。
※訪問時点の情報です。営業情報は変わることがあります。
横浜ハンマーヘッドで、何でもない休日
忙しい平日を、なんとかやり過ごす。そうして迎えた週末の朝は、決まって少しゆっくりと始まる。
予定らしい予定は立てない。ただ、朝から横浜・ハンマーヘッドへ足を向ける。海沿いの空気と開けた景色に触れるだけで、平日の張りつめた感覚が少しずつほどけていく。

朝のハンマーヘッドで、平日の緊張をほどく
伊藤園の抹茶を出す店で、出汁茶漬けを一杯。飾らない、けれど丁寧な味が、かえって体に染みる。食べ終える頃には、もう時間を気にしなくなっている。

日陰のテラスで、それぞれの一杯
そのままスターバックスへ。日差しの強い一日だったから、迷わず日陰の席を選んだ。私はアフォガートフラペチーノ、妻はアメリカーノ。冷たいグラスと温かいカップが同じテーブルに並ぶ。それぞれの好みが隣り合っているのが、なんだかいい。目の前には、水色の小さなトレーラー。観光客の弾んだ声と、地元の人の落ち着いた足取りが行き交う。
何でもない時間こそ、いちばんの贅沢
その賑わいを背景に、私たちは娘の成長のことや、少し先の旅行のことを話す。大きな結論が出るわけではない。ただ、言葉を交わしていること自体が心地よい。派手なイベントも、豪華な買い物もない。それでも、こういう何でもない時間こそが、いちばんの贅沢なのだと思う。豊かさとは、きっとこうした静かな午後の積み重ねのことだ。
この日のメモ
- 場所:横浜ハンマーヘッド(新港ふ頭)/海沿いの開放的なロケーション
- 過ごし方:朝の散策 → 出汁茶漬け → テラスでコーヒー、という肩肘張らない休日スタイル
- この日の一杯:アフォガートフラペチーノ(私)/アメリカーノ(妻)
- 気づき:特別を求めない時間にこそ、豊かさは宿る
あわせて読みたい:【元町】フレンチ惣菜の贅沢ランチ。オリーブデリカで過ごす品のある昼時。
同じ埠頭に建つホテルに泊まった記録もあります:【横浜】インターコンチネンタルPier 8で年を越し、部屋の窓から初日の出を見た。
海沿いのZEBRAで、朝のコーヒー
朝のうちに、海沿いのクロワッサンの店へ行った。妻と二人で、開いたばかりの時間に。

マリン アンド ウォークの一角
MARINE & WALK YOKOHAMA は、赤レンガ倉庫とハンマーヘッドのあいだにある海沿いの商業施設だ。建物が低く、通路が屋外になっているので、歩いていると常に風が通る。
その一角に ZEBRA Coffee & Croissant がある。名前のとおり、クロワッサンとコーヒーの店だ。

朝は、まだ人が少ない
この施設は昼を過ぎると人が増える。買い物と食事の場所だから当然だ。
ただ、朝のうちは違う。開いている店が限られているぶん、通路にも人がいない。海のほうを見ながら歩いても、誰ともすれ違わない時間帯がある。

頼んだのは、クロワッサン系のパン
注文したのはクロワッサン系のパンとコーヒーだった。店の名前に croissant と入っているとおり、ここはパンで選ばれている店だ。焼いたものを朝に食べる、それだけの目的で来ている人が多い。
二人で来ると、話が長くなる
子どもがいると、朝は動かすことが中心になる。起こして、食べさせて、次の場所へ移る。
二人だけだと、そこが抜ける。座って、コーヒーを飲んで、そのまま話している。何を話したかは覚えていないのに、長かったという感覚だけ残っている。そういう時間の使い方ができるのは、この人数のときだけだ。
この日のメモ
- ZEBRA Coffee & Croissant。MARINE & WALK YOKOHAMA 内
- 赤レンガ倉庫とハンマーヘッドのあいだ、海沿いの立地
- クロワッサンをはじめとするパンとコーヒーの店
- 朝の時間帯は施設全体が空いている
- 営業時間・メニューは変わることがあるので、来店前に確認を
※訪問時点の情報です。営業情報は変わることがあります。
あわせて読みたい(海沿いの朝と寄り道)
葉山ステーションで旭屋牛肉店のコロッケを買う|日曜の昼前でも列ができていた13分


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