同じ日の話ではない。横浜のホテルで過ごした、別々の3つの時間をまとめた。朝のプール、年の変わり目、そして花火の夜だ。
ザ・カハラの屋内プールと、急がなくていい朝
二〇二三年の八月、家族でザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜に泊まった。屋内プールと、翌朝の食事の席がよく残っている。

八月十四日、午後三時前に部屋へ
部屋に入ったのは八月十四日の午後三時前だった。
ベッドカバーに幾何学の模様が入っていて、部屋全体が明るい色でまとめられている。窓が大きく、外光がよく入る。ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜は2020年9月23日開業。西区みなとみらい5-3、パシフィコ横浜のそば。全146室がいずれも47㎡以上ある。

屋内のプールだった
プールは屋内にある。天井から光が落ちていて、水面が明るい。スパにある約20mの温水室内プールだ。
この日は他の宿泊客が何組か泳いでいた。夏休みの真ん中なので当然といえば当然だが、屋外プールほどの混み方ではない。屋内なので日差しを気にしなくていいのも、この時期には効く。

泳いだあとは部屋に戻って、カーテンを開けたまま休んでいた。
翌朝の席が、いちばんよかった

翌朝、食事の席についた。
白いクロスに、ナイフとフォークとグラスが並んでいる。窓が大きく、外が明るい。朝食というのは移動のあいだに詰め込むものになりがちだが、この日はそうではなかった。座って、外を見て、ゆっくり食べた。
旅先で贅沢だと感じる瞬間は、値段の高いものを食べているときとは限らない。朝、急がなくていいというだけで、じゅうぶん贅沢になる。
この滞在のメモ
- ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜。みなとみらいエリア
- プールは屋内。スパにある約20mの温水プールで、夏でも日差しを気にせず泳げる
- この滞在は2023年8月14日から15日にかけて
- 朝食は眺めのよい席で取れた
- 客室タイプ・設備・料金は変わることがあるので、予約時に確認を
※2023年8月宿泊。設備・料金情報は宿泊時点のものです。
横浜のホテルでは、ウェスティンのクラブラウンジで一年の終わりを過ごした記録もある。22階のラウンジで出たステーキがよかった。
インターコンチネンタル Pier 8 で年を越す
二〇二五年の元日、部屋の窓から日の出を見た。最高の気分だった、というのが今も残っている感想だ。

大晦日の午後に着いて、そのまま年を越す
チェックインしたのは二〇二四年の大晦日、午後三時過ぎだった。
インターコンチネンタル横浜Pier 8は、新港ふ頭に建っている。三方を海に囲まれた立地で、国内では珍しい。開業は二〇一九年十月三十一日。客室は三〜五階に百七十三室。ホテルというより、港に係留された建物の中にいるような感覚がある。
大晦日の夕方から元日の朝までを、ここで過ごした。

年越しの館内は、静かではなかった
館内にはミシュランの赤い箱が置かれていた。

元日の午前、ロビーには人が多かった。荷物を持った人が行き交い、年末年始らしい混み方をしている。年越しをホテルで過ごすという選択をした人が、これだけいるということだ。
窓の外が、赤くなっていく
この滞在でいちばん覚えているのは、元日の朝だ。
部屋の窓は海に面している。カーテンを開けたまま寝ていたので、明るくなってくるのがそのまま分かる。水平線のあたりから空の色が変わっていって、部屋の中まで赤くなった。
初日の出を見るために早起きして、寒い中を出かけていく、という過ごし方もある。この日はそれをしなかった。椅子に座ったまま、窓の向こうで同じことが起きるのを見ていた。
楽をした、という後ろめたさは特になかった。最高の気分だった。
この滞在のメモ
- インターコンチネンタル横浜Pier 8。横浜市中区新港2-14-1、新港ふ頭
- 2019年10月31日開業。三方を海に囲まれた立地で、客室は3〜5階に173室
- 西洋料理と鮨処の2つのレストラン、宿泊者専用のスパとジム、中庭、ルーフトップがある
- この滞在は2024年12月31日から2025年1月1日にかけて
- 海側の部屋なら、初日の出は部屋の窓から見える
- 年始のロビーは混み合う。時間に余裕を持ったほうがよい
- 客室タイプ・料金は変わることがあるので、予約時に確認を
※2024年12月〜2025年1月宿泊。設備・料金情報は宿泊時点のものです。
ウェスティンの最上階から、開港祭の花火
開港祭の花火を、ホテルのレストランから見た。席から動かずに花火を見るというのは、初めてだった。

最上階のグリルから
ウェスティンホテル横浜の最上階に、アイアン・ベイというレストランがある。薪火で肉や魚を焼くグリル料理の店で、窓からみなとみらいの夜景が見える。
この日はそこで食事をした。二〇二五年の横浜開港祭の夜だ。

食事の途中で、上がりはじめる
開港祭では花火が上がる。時間になると、窓の外が明るくなった。
花火大会というと、場所取りをして、人混みのなかで見上げて、終わったあとに駅まで長い列に並ぶものだと思っていた。ここではそれが全部ない。座ったまま、料理を食べながら、正面に見える。
楽をしている、という感覚は少しあった。ただ、娘が窓に近づいて見ているのを横から見ていると、それでいいのだと思えた。

祭りの日を、静かに過ごす
祭りというのは本来、人が集まって騒ぐものだ。それを窓の内側から見ているのだから、参加しているとは言いにくい。
それでも、その日その時間にその場所にいたことは変わらない。同じ空に上がった花火を見ている。関わり方はいくつあってもいいのだと思う。
この日のメモ
- ウェスティンホテル横浜の最上階、薪火のグリル料理店「アイアン・ベイ」
- 窓からみなとみらいの夜景が見える
- 横浜開港祭は例年六月上旬に開催され、花火が上がる
- この日は2025年の開港祭の夜
- 花火の時期は予約が取りにくいことがある。早めの確保を
- 営業時間・メニュー・開催情報は変わることがあるので、事前に確認を
※2025年6月訪問。営業・開催情報は訪問時点のものです。
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