【バンコク】ブルーエレファントの黄色い洋館へ。壁一面の写真の下で、紺の鍋のトムヤムクン

ブルーエレファントの黄色い洋館へ。壁一面の写真の下で、紺の鍋のトムヤムクン 旅行

アユタヤから戻り、ホテルのスパで体をほぐしたあと、夕方に出かけたのがブルーエレファントだった。サトーンの大通りに面した、黄色い三階建ての洋館。着いたのは午後六時前で、空はまだ明るかった。

バンコク・サトーンにあるブルーエレファントの黄色い三階建ての洋館の外観

サトーンの大通りに、黄色い三階建てが残っている

南サトーン通り沿い、BTSスラサック駅を降りてすぐ。まわりは現代的なガラスのビルばかりで、その隙間にこの洋館だけが残っている。前には芝生の庭、窓には緑の鎧戸。看板がなければ、レストランだとは思わないだろう。

この建物自体は、店より古い。一九〇三年に建てられたタイ・中国折衷の洋館で、はじめは百貨店、のちにタイ中華総商会の本部として使われていた。タイ芸術局の登録建造物で、創業者が修復したうえで店にしている。

ブルーエレファント自体は、もともとベルギーで始まった店だ。一九八〇年にブリュッセルで、タイ人シェフのノーロー・ソマニー・ステップと、ベルギー人の夫が開いた。バンコクのこの洋館に構えたのは二〇〇二年。レストランと料理教室を併設している。

ブルーエレファント・バンコクの入口。アーチの戸口と、壁一面に並ぶ額入りの写真

壁一面の額入り写真の下を通って、席へ

入口を抜けると、アーチの戸口の先に階段が伸びている。天井は緑の格子模様。そして壁が、上から下まで額入りの写真で埋まっていた。ひとつひとつ見ていくときりがない。手前には自家製のペーストや調味料が並んでいる。

ブルーエレファント・バンコクの客席。濃い色の木の内装とアーチ型の窓
窓際の丸テーブル。青いクロスに黄色い花束、ラタンのアームチェア

客席は濃い色の木でできていて、アーチ型の窓にも木の鎧戸が下りている。白いクロスのテーブルにはオレンジの花。窓際の丸テーブルには青いクロスがかかり、黄色い大きな花束が置かれていた。椅子はラタンのアームチェア。

シックで、トラディショナル。座ってすぐに出てきた感想が、それだった。

紺の鍋で運ばれてきたトムヤムクン

紺色の陶器の鍋で運ばれてきたトムヤムクン。海老と赤い唐辛子が浮かぶ

濃い紺色の陶器の鍋に、オレンジ色のスープ。海老が沈み、赤い唐辛子が一本浮いている。トムヤムクンだ。

辛さは抑えてもらっていた。それでも辛かった。抑えてもらってなおこれなら、そのままの辛さはどれほどだったのだろう。

出るころには暗くなって、小雨が降っていた

夜のブルーエレファント・バンコク。ライトアップされた洋館

店を出たのは七時半。一時間半あまりいたことになる。外はすっかり暗く、洋館は下から照らされていた。昼間に見た黄色い壁が、夜は少し白っぽく見える。小雨が降っていて、傘を差して歩いた。

この日のメモ

  • 店は「ブルーエレファント バンコク(Blue Elephant Bangkok)」。Blue Elephant Building, 233 South Sathorn Road, Sathorn
  • BTSスラサック駅からすぐ
  • 建物は1903年築のタイ・中国折衷の洋館。百貨店、のちにタイ中華総商会本部として使われた。タイ芸術局の登録建造物
  • 1980年にブリュッセルで創業(シェフ ノーロー・ソマニー・ステップと夫)。バンコクのこの洋館は2002年から
  • レストランのほかに料理教室を併設している
  • この日は午後六時前に入り、七時半に出た
  • メニュー・価格・営業時間は変わることがあるため、最新は公式サイトで確認を

※2025年8月訪問。価格・営業情報は訪問時点のものです。

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