アユタヤから戻り、ホテルのスパで体をほぐしたあと、夕方に出かけたのがブルーエレファントだった。サトーンの大通りに面した、黄色い三階建ての洋館。着いたのは午後六時前で、空はまだ明るかった。

サトーンの大通りに、黄色い三階建てが残っている
南サトーン通り沿い、BTSスラサック駅を降りてすぐ。まわりは現代的なガラスのビルばかりで、その隙間にこの洋館だけが残っている。前には芝生の庭、窓には緑の鎧戸。看板がなければ、レストランだとは思わないだろう。
ブルーエレファントは、もともとベルギーで始まった店だという。一九八〇年に向こうで開き、バンコクのこの洋館に構えたのは二〇〇二年。レストランと料理教室を併設している。

壁一面の額入り写真の下を通って、席へ
入口を抜けると、アーチの戸口の先に階段が伸びている。天井は緑の格子模様。そして壁が、上から下まで額入りの写真で埋まっていた。ひとつひとつ見ていくときりがない。手前には自家製のペーストや調味料が並んでいる。


客席は濃い色の木でできていて、アーチ型の窓にも木の鎧戸が下りている。白いクロスのテーブルにはオレンジの花。窓際の丸テーブルには青いクロスがかかり、黄色い大きな花束が置かれていた。椅子はラタンのアームチェア。
シックで、トラディショナル。座ってすぐに出てきた感想が、それだった。
紺の鍋で運ばれてきたトムヤムクン

濃い紺色の陶器の鍋に、オレンジ色のスープ。海老が沈み、赤い唐辛子が一本浮いている。トムヤムクンだ。
辛さは抑えてもらっていた。それでも辛かった。抑えてもらってなおこれなら、そのままの辛さはどれほどだったのだろう。
出るころには暗くなって、小雨が降っていた

店を出たのは七時半。一時間半あまりいたことになる。外はすっかり暗く、洋館は下から照らされていた。昼間に見た黄色い壁が、夜は少し白っぽく見える。小雨が降っていて、傘を差して歩いた。
この日のメモ
- 店は「ブルーエレファント バンコク(Blue Elephant Bangkok)」。Blue Elephant Building, 233 South Sathorn Road, Sathorn
- BTSスラサック駅からすぐ
- 一九八〇年にベルギーで創業。バンコクのこの洋館は二〇〇二年から
- レストランのほかに料理教室を併設している
- この日は午後六時前に入り、七時半に出た
- メニュー・価格・営業時間は変わることがあるため、最新は公式サイトで確認を
※2025年8月訪問。価格・営業情報は訪問時点のものです。
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