先に結論を書きます。ウェスティンホテル東京に泊まるなら、車で行ったほうがいい。
理由はひとつで、バレーパーキングが最高だからです。2025年7月13日、家族で一泊しました。
車寄せに着いて、鍵を渡すだけ

ホテルの車寄せです。
恵比寿ガーデンプレイスの中にあるので、そもそも敷地が広い。石畳のような模様の入った広い前庭があって、その奥に庇(ひさし)の張り出したエントランス。壁に「THE WESTIN TOKYO」の文字。旗竿が並び、車が何台も停まっています。
都心のホテルというと、狭い車寄せに一台ずつ滑り込ませて、後ろの車を待たせながら荷物を降ろす——という光景を想像しますが、ここはそうなりません。前庭が広いので、慌てなくていい。
停めて、荷物を降ろして、鍵を渡す。それで終わりです。
受け取るのは、一枚の預り証

代わりに渡されるのが、この一枚。
「Automobile Claim Check」と印字された黄色い紙です。これを持っているあいだ、車のことは考えなくていい。
帰るときは、フロントかドアマンにこれを渡す。しばらくすると車が正面に回ってきます。地下の何階に停めたか、エレベーターがどこか、精算機はどこか——そういうことを一切考えなくていいのが、バレーパーキングの本質です。
なぜ「最高」だと思ったのか
バレーパーキングは、正直に言えばそれほど安くはありません。それでも払う価値があると感じたのは、削られるのが「時間」ではなく「気を遣う量」だからです。
- チェックイン前に、駐車場の空きを心配しなくていい
- 荷物を持って駐車場からロビーまで歩かなくていい
- 出発時に、部屋を出てから車に乗るまでが一直線
- 子どもや荷物が多いときほど、差が大きくなる
特に最後の一点です。家族で泊まると、荷物は必ず増えます。ベビーカーでも、土産の紙袋でも同じで、「荷物を持って駐車場まで移動する」という工程がまるごと消えるのは、体感としてかなり大きい。
都心のホテルに車で行くのをためらう理由の大半は、駐車場の面倒くささです。バレーパーキングがあると、その理由が消えます。
朝、ホテルの外を少し歩いた

滞在中の朝、9時56分。ホテルの周りを少し歩きました。
見つけたのが、この小さな鳥居です。木の柱に金色の額が掛かり、脇に石灯籠。玉砂利と刈り込まれた生垣。その向こうに、煉瓦色の建物の壁が見えています。
恵比寿ガーデンプレイスは、全体が煉瓦づくりのヨーロッパ風の街並みでできています。そこに突然、和の鳥居が現れる。意匠がぶつかっているのに、静かで悪くない。
車を預けてしまうと、朝の散歩をする気になります。これも副産物のひとつでした。
この日のメモ
- 宿泊:2025年7月13日、家族で1泊。
- ホテル:ウェスティンホテル東京(東京都目黒区三田1-4-1)。恵比寿ガーデンプレイス内。
- アクセス:JR恵比寿駅から徒歩圏。渋谷から電車で一駅。
- バレーパーキング:1日 2,000円(公式の記載)。
- セルフパーキング:時間あたり1,200円。
- 宿泊者の駐車料金:1日 3,000円。
- レストラン利用:3,000円以上の利用で3時間無料。
- おすすめの使い方:荷物が多いとき、子ども連れのときほど価値が出ます。逆に手ぶらで一人なら、電車で行くほうが合理的です。
- 注意:料金体系は変わることがあります。予約時に必ず確認を。
ホテルの善し悪しは、部屋に入る前にだいたい決まると思っています。車を降りてから部屋に着くまでの数分間に、そのホテルの設計思想が全部出る。ここは、その数分がとても軽かった。
※料金は公式サイト掲載の情報です。変更される場合があります。また、一部の写真はイラスト風に加工しています。
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