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野村Webローンで毎月分配型を買っている|金利1.90%→2.40%と、口数を紙に手書きする移管手続き

金融と投資

野村Webローンで借りて、毎月分配型の投資信託を買っています。

最初に書いておきますが、これは記録であって、推奨ではありません。私は金融の専門家ではなく、以下はあくまで自分がやっていることと、その過程で分かった事実です。同じことをする場合の判断は、ご自身でお願いします。

そして、この記事でいちばん書きたいのは利回りの話ではなく、証券会社をまたぐ手続きが、いまだに紙だという話です。

高層ビルの並ぶ金融街のイラスト

野村Webローンとは何か

まず仕組みを、公式の記載に沿って整理します。

  • 貸すのは野村證券ではなく、野村信託銀行です。
  • 担保にできるもの:株式、投資信託、ファンドラップ。外国投資信託とNISA口座内の有価証券は対象外
  • 掛目:時価の50〜80%(有価証券の種類による)。
  • 借入額:10万円〜5億円、1万円単位。
  • 金利年2.40%(2026年7月15日より適用、変動金利)。
  • 使途の制限:事業性資金、新規募集株式購入資金、SMA・ラップ信託契約資金、保険商品契約資金には使えません。
  • 返済:好きなときに一部返済(1円単位)または一括返済。毎月の返済義務はありません

この「毎月返済しなくていい」という点が、この商品の性格を決めています。

本題:SBIで買って、野村に移す

ここからが実務の話です。

担保にするには、その投資信託が野村の口座にある必要があります。素直にやるなら野村で買えばいい。でもそうしていません。

理由は購入時手数料です。

同じファンドでも、購入時にかかる手数料は販売会社によって違います。ネット証券では購入時手数料が無料の銘柄が多く、対面の証券会社では手数料がかかることがあります。まとまった金額を買うと、この差は無視できない額になります。

そこで、SBI証券で買って、野村證券へ移管するという手順を踏んでいます。

移管は、いまだに紙です

そして、ここが本当に面倒です。

投資信託の移管手続きは、オンラインで完結しません。書面を取り寄せて、紙に記入して、郵送する

しかも、移管する口数まで自分で書く必要があります。

口数は、基準価額に応じて細かい桁数になります。それを画面から書き写して、紙に手で書く。証券口座の中では1クリックで表示されている数字を、わざわざ紙に転記する作業です。

正直なところ、今どきこれか、と思います。資産はデジタルで管理されていて、残高も約定も画面で見られるのに、それを別の会社に移す瞬間だけ紙と郵便に戻る。

費用もかかります。SBI証券の場合、他社への出庫手数料は投資信託で1銘柄につき3,300円(税込)。ちなみに株式の移管出庫は無料なので、投資信託だけがこの扱いです。

それでもこの手間と3,300円を払うほうが、購入時手数料を払うより安く済みます。だから毎回、紙を書いています。

コストは、足すと年4%を超える

書斎で本を読む人物のイラスト

感覚で運用すると見落とすので、コストは足し算しておいたほうがいいと思っています。

  • 借入金利:年2.40%(変動)
  • 信託報酬:ファンドによりますが、この種の毎月分配型で年1.7%前後のものがあります
  • 合計年4%強

借りた資金で買っている部分については、年4%を超えるコストを、分配金と値上がりで上回らないと前に進みません。これは意見ではなく、単なる引き算です。

金利は、2段階で上がっている

この手法を始めた頃、金利は年1.90%でした。いまは年2.40%です。

  • 〜2025年2月:年1.65%
  • 2025年3月〜:年1.90%
  • 2026年7月15日〜:年2.40%(現在)

2段階で0.75ポイント上がりました。1.65%から見ると、金利負担は約1.45倍です。

これが効いてくるのはコストの合計のほうです。信託報酬を年1.7%前後とすると、必要な利回りは年3.6%台から年4.1%台へ上がったことになります。0.5ポイントの差は小さく見えますが、借入額が大きいほど絶対額で効きます。

変動金利である以上、これは今後も動きます。始めたときの金利で固定されているわけではない——当たり前のことですが、借りっぱなしにしていると忘れがちです。定期的に現在の適用金利を確認したほうがいいと思います。

知っておくべきこと

私はこの方法を「目一杯」使っています。つまり、借りられる分は借りています。だからこそ、リスクの側は正確に書いておきます。

  • 担保割れの強制売却:担保評価額が融資金の70%を下回った場合など、担保の有価証券が売却され、返済に充てられます。相場が下がった局面で、自分の意思と関係なく売られるということです。
  • 分配金は収益とは限りません:毎月分配型の分配金には、運用益ではなく元本の払い戻し(特別分配金)が含まれることがあります。「毎月お金が入ってくる」ことと「儲かっている」ことは別です。
  • 金利は変動します:現在は年2.40%ですが、固定ではありません。上がれば、そのぶん必要な利回りも上がります。
  • 対象外がある:外国投資信託とNISA口座内の有価証券は担保にできません。
  • レバレッジです:借りて買っている以上、上がるときも下がるときも振れ幅が大きくなります。

この運用のメモ

  • やっていること:野村Webローンで借り入れ、毎月分配型の投資信託を購入。
  • 買う場所:SBI証券(購入時手数料が無料の銘柄が多いため)。
  • 移す場所:野村證券(担保に入れるため)。
  • 移管の方法書面。口数まで記入して郵送。オンラインでは完結しません。
  • 移管の費用:SBI証券の投資信託出庫手数料は1銘柄3,300円(税込)。株式は無料。
  • それでも移管する理由:購入時手数料との差額のほうが大きいため。
  • 金利:年2.40%(2026年7月15日適用、変動金利)。
  • 注意:金利・手数料・条件はすべて変わります。必ず各社の公式サイトで最新を確認してください。

毎月分配型もレバレッジも、賛否のある手法です。この記事はそれを勧めるものではありません。ただ、実際にやると何が面倒なのか——特に、口数を紙に書き写すあの十分間——は、どこにも書かれていなかったので残しておきます。

※本記事は個人の記録であり、投資助言ではありません。筆者は金融の専門家ではありません。記載の数値は執筆時点で各社が公表していたものです。投資判断はご自身の責任でお願いします。

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